11 クールビズ。
クールビズ運動の二年目も終わる季節になった。
二年目のクールビズ運動の感想は、今年も自民党議員諸氏が率先して行ったようだが、テレビのニュースなどで見る限り、昨年より後退してしまったようだ。
昨年は、野暮ったい方はいらしたが、クールビズ運動に率先して参加している意欲が見えた。だが今年は、スーツにノーネクタイ姿の平凡な方が目立った。
なんの事はない、国会という国民から選ばれた紳士が、ネクタイを外してジェントルマンらしくないだらしない姿を、国民の前にさらしただけで終わろうとしている。
ノーネクタイの大臣らしい男の周りを、鋭い目つきのスーツを着た身辺警護のSPに囲まれ、カメラマンや記者たちに取り囲まれて歩く姿は、汚職か何かの容疑者の逮捕直前の姿に見えなくもなく、スーツにノーネクタイはいただけない。
クールビズの目的は、薄着になって冷房の温度を上げ、消費エネルギーを下げ、ひいては地球環境に寄与しようとしたのではないか?
そんな崇高な目的があるなら、何故、野党の議員諸氏ははクールビズに協力せず、あいも変わらずスーツにネクタイのオーソドックスな服装を堅持していらっしゃる。
最も印象的な野暮ったさは、安倍官房長官だった。
官房長官だからテレビの露出度は高い。いつも紺のゆったりしたスーツでノーネクタイ。次期総理を目指すなら、クールビズの模範を示して欲しかった。
もう一つ解せないのは、何故、マスコミ、特にテレビ局に協力を求めないのか?
ニュース番組などで、キャスターやコメンテーター、ゲストなど出演者が協力すれば、一段とクールビズ運動が盛り上がったと思うのだが。
サラリーマン諸君、特に営業は、暑い最中を汗をかきか気、上着を小脇に抱え歩く姿は、見ていても暑苦しいし、気の毒に思うし、能率も上がらないだろう。
私は、20年以上前から、世間の風潮を無視して夏になれば半袖シャツで取引先に出向いていた。ただし、私なりの『美学』でタイシルクの半袖の裾を出すシャツに、黒のスラックスを穿いていた。それでも以前は、会社の受付嬢が『何でこのおじさんが、専務のところに?』など、胡散臭い眼で見られたものだった。それで思いついた演出法は、パナマをかぶることにした。5万円から10万円くらいのボルサリーノのパナマをかぶって出かけると、受付嬢も笑顔で応対してくれたものだ。
私のクールビズの基本パターンは、半袖で裾を出し、黒のスラックスだ。
今年は早々に、丸善で柄物生地で色違いを2枚誂えた。チョッとラフすぎるかと心配になり袖に、mr keitarou とイニシャルを入れてもらったら、幾分ドレッシイになり、遊び心があると評判は良かった。
来年もクールビズの運動をするようなら、また、新たに考えなければならない。




